カレーの語源についてのお話♫

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幼稚園の入園のスタートが8月18日の予定だったのですが、
なんと、先生方のストライキで8月22日に延期されました…。
日本では考えられない事が普通に起こるので、本当に驚いています!

フランスでは、全ての3歳児がこの時期から、無料で公立の幼稚園に入れる資格を持ちます。
フランス海外県のレユニオン島は、フランス本土より少し早めの入園のようです。
フランス本土では本日9月4日から新学期が始まるようでした。

3歳の娘も、無事に幼稚園に通えるようになり、一安心です。
登園初日、日本の入園式のような式典もなく保護者も先生方も普段着で、とてもあっさりでした。
お弁当も必要ないので、幼稚園の食堂で食べています。
(この食事代は、保護者の収入によって決められた金額を払うことになると聞いています。)

子供達は、自分で選んだ好きなキャラクターのバックを背負って登園です。
バックは十人十色で、みんなとっても可愛いらしい♡
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娘だけでなく、女の子たちには、アナと雪の女王がやはり一番人気のようです!

今日は、久しぶりのブログということで、
少し長くなってしまいますが…カレーについてのお話をしたいと思います。

今まで、カレーの語源について深く考えたことがなかったのですが、
最近、フランス語の学校が一緒の南インドのタミル出身の24歳のインド人の男の子、
スヴラッジ君と友達になり、
インドのカレーの話を聞きてみました。

スブラッジ君の母国語はタミル語です。
タミル語でkari(カリ)とは、(鶏肉、豚肉、牛肉、やぎ肉e.t.s.)総称して、『肉』の意味だそうです。

転じて、料理の具として「食事」、「おかず」を意味するのがkari(カリ)になるのだとか。一説には、ポルトガル人がインド人の食事を尋ねたところ、インド人は料理の具を聞かれているのだと思いkari「カリ」と答え、ポルトガル人はスパイスで煮込まれた料理名のことを「カリ」と呼ぶのだと思い込んでヨーロッパへ持ち帰った、と言われいるようです。それが英語のcurry(カレー)の語源となり、マサラを使った多くの料理がその名で呼ばれるようになったとされているようなんです。

さて、レユニオン島名物といえば、カレーです。
フランス海外県のレユニオン島のカレーということは、
これぞ♫『フランスカレー』ということになります♫

レユニオン島で生まれ育った人達が使う言語、クレオール語では、カレーの事を、
cari(カリ)と呼びます。

cari(カリ)も、タミル語のkari(カリ)が語源です。

レユニオン島にはインド人またはタミル人が1848年から1882年にかけて、多く移住してきたと言われていますので、影響が強いのですね!
レユニオン島にも、ポルトガル人が間違えたように、スパイスで煮込まれた料理名がcari(カリ!!)=カレー。として広まっていったのではないかと思います。

その理由として、レユニオン島のcariとは、料理方法の名前であり、使う食材は肉に限らず、エビでもマグロでも、肉でも、野菜でも好みによって色々なcari(カリ)ができるということです。

英語のcurry(キュリー)の語源がタミル語のkari(カリ)からきたとも言われている通り、レユニオン島の名物cari(カリ)も、カレーを意味してるということに納得しました。

最近通っている、お気に入りのクレオール系レストランで、
cari thon(カリ、トン)(マグロのカレーです)を食べて、これがとってもおいしくて再現してみました。
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2人分
材料
マグロ400g
にんにく2ヶ
玉ねぎ小3つ
トマト小3つ
ターメリック大さじ2分の一
塩少々
こしょう少々
さとう少々
サラダ油大さじ2
combava (コンババ)の皮
日本語で、コブミカン。
無くても大丈夫です。

作り方
マグロ400gを一口大に切ります。
サラダ油大さじ2とにんにく2ケのみじん切りを炒めたあとに、マグロを入れて表面のみを強火で焼き、違うお皿にとっておきます。

同じ鍋に、玉ねぎ3つ分のみじん切りを炒め、次にトマトを3つをダイス切りにしたのを入れ、しんなりしてきたら、
先程のマグロを入れます。
ターメリック、塩、こしょう、さとうを入れて具の少し下までお水を入れて15分中火で煮込みます。

15分後、味見をして、あればコンババの皮を入れて出来上がり❗️

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(コンババです)

独特の香りで大好きです。


レユニオン島では、
ごはんと、豆の煮込んだのを一緒にカレーと食べます。

あと、欠かせないのは、

以前も紹介した、カレーの付け合わせの辛い漬物のようなもので、福神漬けの様な存在のルーガイです。

玉ねぎとトマトを細かく切り、水分を取り、油と塩と唐辛子をいれるだけです。
トマトの代わりにアボガドやキュウリで作っても美味しいです。

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このお弁当の左上の緑色のものはキュウリのルーガイです。
辛いのが好きな方は、新鮮な唐辛子をいっぱいいれて下さい。

まだまだ、レユニオン島でのカレー研究は続きますが、最近、現地のカレーを上手に作るコツを掴んできた気がします♫

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